ありがとう。言えるかな
『うんわかった……』

アユカは眠くて重い体を起こしカナエの部屋へと向かった

『なあカナエ、俺アユカの事好きなんだけど』

カナエと二人になった部屋で俺がいきなり喋った

『おーいいんじゃん!告っちゃえ』

『だよな!告白しちゃうよ俺、大好きだもん』

『ウケルいいねー隆!』

そんな会話を結構な時間までした俺らもソワァーで寝てしまった。

翌日になりアユカは仕事なので俺が駅まで送って行った

『今日もがんばってね』

『うんありがとう。じゃあ行ってきます』

手を振った俺は思った…というより思っていた事が改めて考えさせられた

アユカはちゃんと毎日朝から晩まで働いているのに、俺は今だにプー太郎だ…親に迷惑かけて過ごしているのに、自分は日々を楽しく暮らしている。

何もないのに人一倍悩んでるって口にして、でも一つ言えるのが歩いてきた道は決して無駄な事などなく、かならず忘れられない事なのだ。

そしてバイバイした後にアユカにメールをした

《今度は二人で遊ぼ》

抑えられなかった

《今日は本当にありがとう、えっとね明後日なら早く帰れるよ、しかも次の日休みだから気がねなく遊べるよ》
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