ありがとう。言えるかな
『あー眠いよ』

体を延ばしながら姉が兄を

揺すりながら起こした

『何何?まだねみーよ』

『キャンプに行くよ』

父さんが兄に向ってまた楽しそうに言った。

まだ朝の五時で陽が昇ろうとしている最中で俺ら子供にとっては早すぎる朝なのだ

いつも通り支度を初めて車に乗り込んだが俺ら三人はまだボォーっとしている。
母さんは今回一緒にキャンプに行くゴー君を綱で引っ張りながら車にゴー君を乗せ今日はお留守番のお婆ちゃんに

『いってきますね』

一言告げて戸締まりをして車に乗ってきた

いざキャンプに向け出発!

しばらく走ると

『起きなさいトイレとか行ってきな』

母さんの声でゆっくり目を開けるとそこは大きなサービスエリアだった。

『わぁーいなんか食べたい』

俺はやっぱり食物なのだ

『ナッチャントイレ行く』

『俺も行くよ』

『じゃあ父さんと一緒に行こう』

『ねぇパパ後どれくらいなの?』

姉が父さんに尋ねると

『んーどうだろうな、でももう近いぞ』

その言葉に

『やったー早くトイレ行って出発しようよ』

兄がもう完全に目が覚めたかのように手を挙げながら言った

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