ありがとう。言えるかな
俺達は決してお金があるとは言えない、だけどお互いこだわりをもっているのでオーダーメイドが希望なのだ。

譲れないとこなので、また二人で話合う事に決めた

そして俺達は家に帰ってさっそく指輪の話をしはじめた

『どうすっかなアユカ』

『そうだよね、でもオーダーなら早く頼まないと間に合わないよ』

『だよな』

次の日は仕事なのに深夜遅くまで寝ることなく話合っていた。

嬉しい悩み事だ、こんな今を楽しまないと損をするから思い切り悩む事にしている

『おはよう、指輪の事また夜話そうな』

『うん』

『じゃあ仕事行ってくるな』

『はーいいってらっしゃい』

アユカは仕事の日を減らし極力家にいるようにした、これは前から二人で話していた事だ。

俺は仕事中も指輪、結婚式、ドレスとたくさんの事を考え仕事が手につかない感じだ

でも正直まだ実感はない、結婚する事を。

アユカと一生一緒にいられる事は何よりも俺の願いだ

幸せに溺れているとでも言うのかな……

俺は昔思った事がある。

それは……

結婚と言う形あるもの、たった紙一枚で二人が一生一緒になる事が認められる

気持ちだけではだめなのか
< 180 / 184 >

この作品をシェア

pagetop