ありがとう。言えるかな
俺は家の中を探索していると見付けたのだ

『お庭がありゅよ』

すると

『本当だ!すごい広い!』

兄が一目散に庭に出た、それを羨ましそうな瞳で見つめてると

『隆おいで』

俺はニコッて笑い庭に飛び出した

『私もー』

姉も来た

緑がたくさんあって大体子供が走り廻れるくらいの芝生があり兄弟三人で広い庭に興奮してはしゃいでいた

『犬がほしい』

姉がいきなり父さんにそう言った

『そうだな広いし犬を飼うか、ちゃんと世話できるの?』

俺の家族はみんな動物が好きだからもちろん父さんに

『できるー』

『ママもやるよー』

一番嬉しそうだったのは母さんだった。
夜になり眠る時も家族みんなで犬の話ばっかで時間が過ぎるのを忘れていた。

『起きろー』

『まだ眠いよパパ』

『…』

父さんが元気にみんなを起こしてきたのだ。

『どうしたの?仕事休みなんだからゆっくりしなよ』

母さんが眠い目を擦りながら父さんに言った。

『バーカ犬見に行くぞ』

『…』

みんな起きる気配はなかったのにその言葉で飛び上がり

『やったーやったー』

兄弟三人で喜びながら出かける支度を始めた、
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