ありがとう。言えるかな
『ママゴー君幸せだったよね?』

『当たり前でしょ、ナッチャンいっぱい可愛がってあげたじゃない』

『ただいま』

兄が帰ってきたいつもより少し遅かった

『友達と遊んでた』

そこ言葉を残し自分の部屋に行ってしまった

『おにーちゃんお線香あげないのかな』

ちょっと小さい声で母さんに言った

『おにーちゃんも悲しくて切なくてたまらないんだよ』

母さんは知っていたみたいだ兄が友達と遊んでたんじゃなくてゴー君との散歩道を何回も歩いて悔やんでいた事を

『散歩に行けなかった俺…ゴー君ごめんごめん』

兄が母さんに零した言葉だ

だから母さんは兄に何も言葉は掛けなかったのだ。

何日かしてゴー君の遺骨は動物専用のお墓みたいのがあるらしくそれを買いそこにゴー君の骨を永眠させた

安らかに休んでと祈って静かにまた家族は涙を流した。。

ゴー君が我が家に来てから本当に幸せな日々を送れていたよ、大切な家族の一員だよ。

ゴー君に出会えた事巡り合えた事その奇跡にありがとう。
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