ありがとう。言えるかな
ずっと基礎練習ばっかだったからな試合があったら父さん絶対応援しに行くな約束するよ
父さんは約束を破る事は今まではなかった…

『うんありがとう、でもどんな感じなのかまったくわからないからね』

『がんばれよ隆』

兄が言ってくれた

『いいねー隆はサッカー大好きだもんねパパに似て』

姉も言ってくれた

『がんばるよー』

父さんもずっと日曜日のサッカーはやっていた

毎週ではないが行ける時だけ顔を出していたみたいだ。

俺は実際父さんがサッカーの試合をしている姿を見た事がなかった、いつか行くしいつでも見れると思っていたから…

そして次の日になり学校では義人君とサッカーの話で盛り上がった

『どんな感じなんだろうな義人』

『隆はサッカーうまいから平気だよ』

『まあな父さんにずっと教えてもらってたからな』

冗談を言ったが正直自信はあった。

学校が早く終わらないか一日そわそわしていて最後の授業が終わると

『義人、準備できたらうちで待ってるからな』

『わかったーじゃあまた後でね』

家に帰り俺は義人君を待ちながらスパイクとかサッカーできるシャツとか靴下ボールを準備していた
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