ありがとう。言えるかな
ピンポーンとインターホォンの音が聞こえた

『義人です隆君いますか?』

『はーいちょっと待っててね、隆、義人君来たわよー』
『はーいわかった、じゃあいってきます』

元気よく荷物の入った鞄を持って外へ出た

『いこーぜ』

義人君も同じような荷物を持って自転車に乗って待っていた

『よしいこーぜ、どんな感じだろうな』

『なあ楽しみだな』

俺らは期待に胸を膨らませていた、二人で自転車をこいで10分ほどの距離にある少年団をやっていると言う公園についたのだ

『着いたけどコーチみたいな人は…あっあの人かな?』

『とりあえず行ってみようぜ義人』

その人達のそばにゆっくり近づくと

『おっ見学に来てくれたのかな?』

一人の人が話し掛けてきた

『はい、少年団を始めると言うことで来てみたんですけど』

義人君が切り出した

『ありがとう、でもやっぱり宣伝不足かまだ人数が少ないんだよね』

周りを見渡すと二、三人の同年代くらいの子達がすでにサッカーをしていた。

『俺らもやろうぜ』

早速二人で着替えてその輪に入って行った

『ねぇー一緒にやろう』

『いいよー』

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