ありがとう。言えるかな
速答でみんな喜んで

『やるよ』

って言うのを期待していた俺は勝手に裏切られた気分だった。

次の日になり学校で義人君と二人で落ち込みながら今後の事を話していた

『ねぇー隆と義人、少年団ってどんな感じなの?』

シュウが俺らに話を聞きにきた
『え?ただコーチの人がサッカーを教えてくれたり、みんなで楽しみながらサッカーをする感じだよ』

期待せずに軽く説明した

『俺さ…少年団にさ…入りたいんだけど』

『…………』

一瞬戸惑った俺と義人君は目を合わせ

『やったー』

声が揃った

『さすがシュウだよ!来てくれると信じてた』

俺は裏切られたとか思っていたのにこんな言葉がでてきた

何より本当に嬉しかったのだ

『じゃあ一緒にがんばろうぜ!』

義人君も本当に嬉しそうだった。
そして一人増えた俺らは心強くなったのかみんなに再度声を掛けに行った

『ラッキー!少年団の事考えてくれた?シュウがやるって言ってくれたよ』

『あっそうなんだ?』

しばらく沈黙が続いた

やっぱラッキーは駄目かと思ったら

『やる!やるよ俺』

『本当に?さすがラッキー!信じてたよ』

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