ありがとう。言えるかな
店の中に入り犬がいる場所へと向かい遠くにみつけたその場所へと俺と姉は走りだした

『わぁーかわいい』

姉がショウウィンドウの先の犬達に夢中になっていると隣の方から兄が来た

『なーみんな欲しいよな』

『僕も!僕も!』

『隆見てみな、どれがママの言ってた犬だろうね』
『何ママが言ってた犬って?』

兄は聞いてなかったから名前はわかっていないのだ。

まぁ名前を聞いてもわからなそうだが。

『結構沢山種類あるんだな』

『いるかなー』

っとショウウィンドウの中の犬を見渡す母さん

『いたー!!』

周りがビックリするくらいの大きな声で言った

『どれどれ』

別々の犬を見ていた兄や姉が母さんのとこ寄ってきてどの犬なのかと考えている

『あの犬だよ、かわいいでしょ』

指を差した先にはまだ生まれたばっかで毛が茶色と白の2色でサラサラのかわいい犬が寝ていた

『かわいいー』

姉が目を丸くしてガラスに両手を付きずっと見ている

兄も気に入ったのか笑いながら姉と一緒の格好をしながら犬、父さん犬と交互に見つめている。

『その犬だね、すいませーん店員さんあの犬見せてもらえますか?』

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