ありがとう。言えるかな
『食べてるよ病食は栄養面考えられてるから野菜ばっかりなんだよ』

『野菜ばっかなの?やだー』

『隆はお肉大好きだもんな。じゃあ退院したら焼肉食べに行こうな』

『やったー焼肉!じゃあ父さん早く治さないとね』

そんな話をしていたら母さん達がやってきた。

『何二人楽しそうじゃない』

母さん俺と父さんの笑ってる顔を見て言った

『だって父さんが退院したら焼肉食べにつれてってくれるんだもん』

『そう…やったね隆』

母さんは表情や態度に父さんの病気の事をださないように必死だった。

お婆ーちゃんは父さんの顔見てホッとしたのか椅子に座り話かけた

『どうだい体の調子は?』

『うん平気だよ順調だよ!』

それを聞いたお婆ーちゃんは

『よかったよ元気で』

気持ちのこもった言葉だった

そして俺は終始サッカーの話を父さんに話続けた、

あっという間にお見舞いの時間もなくなってきた

『また来るね』

父さんにバイバイをして家に向っていた

『父さん元気そうだったね』

母さんに嬉しそうに俺は言った

『そうね、だって隆のサッカーの試合見にくるって約束したんでしょ』

< 53 / 184 >

この作品をシェア

pagetop