ありがとう。言えるかな

そういう時はいつもダイに連絡をするのだ

『今日の夜暇？』

メールを送ると

『夜なら暇だよ』

ダイは専門学校に通っていて夜はバイトをするといった日々を過ごしていた

たまたま今日はバイトがなく暇なのだ。

『じゃあ遊ぼ』

そして夜になりダイ会いあてのないドライブにどたのだ。

話す内容と言ったらお互いの最近の話だ。

ダイはキーコと別れた後何人かと付き合い、今は同じ学校の人と付き合い充実した日々を送っているらしい。

『お前は幸せそうだな…そういえばさ…あいつ最近どうなの？』

『あいつ？どうなの？何が』

ダイは俺の気持ち知ってるのにわざわざ聞いてくるのだ

『キヨだよ、最近元気なん？』

『まあ最近連絡とったよ』

『なんか言ってた？俺の事…』

『最近隆はどうなの？元気してるの？だってさ』

『そっか』

『なんかまだバイトとかしてないの？って聞いてきたよ』

『やっぱりそれか』

『そりゃそうだよ、いい加減なんかしなよ』

『だよな俺やるわ、遊んでばっかじゃなくてバイト探すよ』

俺は求人誌を見ながらバイトを探す事にしたのだ。

バイトをすればきっと何かが変わると思って