ありがとう。言えるかな
しばらく二人で待っていると、ダイの携帯にキヨからメールがきた

『今どこー?』

ダイはキヨに電話をして、今からそっちにいくよと言って車を降りむかった

一人残された俺は久々の再開に少し気まずい感じがあった。

会っていいのかのかとまだ好きな気持ちはあるが、バイトは辞めてしまったし正直逃げたくなっていた。

しばらくしてルームミラーを覗くと、キヨとダイがこっちに歩いてくるのが見えた

俺は急にたばこが無性に吸いたくなり、一本取出し口に加え火を点けた

気持ちを抑える為の事だったが無理だった、高まる胸の鼓動に押し潰されそうだった。

『ガチャ』

ドアが開き二人が車に入ってきた

『久しぶり隆』

キヨが俺を見て喋りかけてくれた

『よぉ、仕事おつかれさん』

俺は逆に顔を見て喋りかけられなかった、一瞬振り向いて運転を訳に前をむいてしまったのだ。

それから車を走らせ俺ら三人は賑やかに話していた、相変わらず顔は見れないでいるのだが。

『そーいえば隆バイトおめでとう』

キヨがうれしそうに祝ってくれた。

『あー辞めたよ、ダルいし接客業』

俺は明るく話してた流れのまま言ってしまった
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