週に一度帰るとき~母校~【TABOO】
『幸人先生?』
「あずみ…」
二人は、周りから見たらまるで恋人同士。
でも違う。
あずみは、先生の薬指をみた。
綺麗に輝く結婚指輪
それが二人を苦しめていた。
こう週に一度逢っても、結婚指輪が光輝き
お互い好きなのに好きと言えない。
先生には守らなきゃいけない
妻子がいて
あずみには
将来を考えなきゃいけない
恋人がいる。
だから
二人は、好きと言う気持ちを
-口に出さない-
†END†