。゚*朽ちた羽に願いを*゚。
鷹司Side
ジャガジャガジャガジャガ~♪
けたましく鳴り響く音楽。
それは携帯から流れてくる音楽で、俺の目覚ましのメロディだ。
「っ……るせぇ…………な!!」
目を閉じたまま音の鳴る方に手を伸ばせば強引に携帯のボタンを押し音楽を止める。
ゆっくりと目を開ければ眩しさに顔が強ばり、無意識に目を細める。
「っ~~……眩しいっての……はぁ…」
目を腕で隠しながらポツリと呟く。
そしてゆっくりと起き上がりボケーとただ一点を見つめ、頭を活性化させる。