黒猫が懐くまで。
「ゼェ…ゼェ…ゼェ…」
タン…タン…タン…タン…
やっ…と、屋…上…
「ハァハァ…ハァハァ…」
ガチャッ
「高木さん、遅かったね。」ニコッ
「……………………。」
バタンッ
今、いる筈のない人がいた…。
走り過ぎて頭可笑しくなったかな。
よしっ。気を取り直して…
ガチャッ
「高木さん、ヒドイね。」
アハハ…
これは、私の頭が可笑しくなったのではなく、この人の頭が可笑しいんでした。
仕方ない。
時間が無くなるから、ここで食べよう。
バタンッ
「「いただきまーす」」
…⁉
「高木さん、僕の存在を否定するなんてヒドすぎるよ。」
「ひっ…!」