黒猫が懐くまで。



バンッ!



「華蓮っ!」



「…っ」




ポタッポタッ…



なんで…


なんで…こいつがいるの。



「華蓮。」



そんなに優しい声で名前を呼ばないで。



涙が…止まらなくなるから。



「大丈夫。華蓮は1人じゃない。俺がいるだろ?何があっても俺は華蓮を裏切らない。」





「うっ…グスッ…うぅ」




「大丈夫。大丈夫だから。」



ギュッ




私は彼の腕の中。




あーあ。



本当に止まらなくなっちゃった。









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