最高の偽装lovers
・・・

しばらくして、

読み終えたのか、書類を机の上に置いた。

「この契約を結んだ時、

契約金はいかほど?」



「土地代含めて、

5000万ほど・・・」


「・・・やっぱり」

・・・

もう一度目を通したお母さんは、

ニッコリ笑った。

「…お母さん?」

心配そうな顔で、

穂波はお母さんを見つめる。

・・・

「この契約と、契約金・・・

借りたにしては、額が大きすぎると

お思いになりません?」


「…確かに」


「新に持ってきてくれた契約書と、

浩輔さんが保管していた契約書。

よく見ると、少しずつ変えてあるの。

目をごまかす為に・・・」

「「え?!」」
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