最高の偽装lovers
・・・

それでもいかなきゃダメよね。

・・・

挨拶が済み、

私は更衣室へ。

・・・

荷物の整理をしていると、

突然後ろから抱きしめられた。

驚いた私は、ビクッと

体を震わせた。

・・・

「やっぱり行くんだよな?」

その声に胸がキュンとし、

抱きしめてる手を優しく触った。

・・・

「言った事は、

ちゃんと守らないと・・・

仕事が忙しくて、

なかなか会えなくなるかもしれないけど、

時間作って会いに来ます」

・・・

私は振り返り、

抱きしめ返した。


「…穂波」

「・・・浩輔、仕事、

頑張ってくださいね?」

「・・・ああ」

自分たちの存在を確かめ合うように、

キスを交わした。
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