最高の偽装lovers
・・・

レストランの外に出た私は背伸びをして、

これでもかってくらい、

空気を吸い込んだ。

・・・よし。

・・・

今日から新しい職場で頑張るんだから。

・・・

私の父が経営するアパレル会社。

・・・

実は初めて、

この会社に足を踏み入れる。

右も左もわからない私は、

とりあえず、総合案内の窓口へ。

「あの「穂波さん、ですね?」

「え?」

・・・

窓口の女性に話しかけようとしたら、

誰かが私に声をかけてきた。

・・・

振り返った私は、

思わず顔を赤くした。

・・・

「え・・と」

「あ、すみません、

私、社長の秘書をしてる

合田 満(ごうだみつる)と言います」

お父さんの・・・
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