最高の偽装lovers
そう言った薫さんの笑顔は、

相当怖い。

・・・

「よ、よろしくお願いします」

私は深々と頭を下げた。


・・・

それからの毎日は、

おにのように過ぎていく。

・・・

すべてを一から覚えようって言うんだから、

当たり前か。

こんな私でも、

周りの皆は、

丁寧且つスピーデイーに、

仕事をレクチャーしてくれた。

・・・

怖い事を言っていた薫さん、

本当に怖い人だけど、

褒めることも忘れない。

そのおかげか、

仕事もどんどん覚えていった。
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