最高の偽装lovers
・・・

仕事が終わり、

会社を出た私の目に、

見覚えのある車が一台。

・・・

そこから降りてきたのは、

・・・

「・・・浩輔」

「お疲れ様」

そう言って微笑んだのは浩輔だった。

・・・

「まだ仕事中じゃ?」

「今日は一足先に上がってきた。

穂波に会いたくて・・・」

そう言った浩輔は、

人の目もはばからず、

私の肩を引き寄せた。

・・・

「人が見てます」

「オレは知らない奴らばっかりだから、

気にしない」

・・・

ここは会社の前です。



「浩輔じゃない?」

「「・・え?」」

その声は、
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