最高の偽装lovers

穂波side

それから数日後。

・・・

私は浩輔のお店に来ていた。

営業時間は終わり、

スタッフも帰った後、

お店の中で、浩輔の料理をいただいた。

「いつも、浩輔の料理は

愛情が一杯入ってて美味しい」

そう言って微笑んだ私。

・・・

浩輔は嬉しそうに微笑んだ。

・・・

「今日は、どんな話があるんですか?

とっても大事な話だと言ってましたけど?」


私は手を止め、

浩輔を見つめた。

・・・

浩輔はワインを一杯飲み、

グラスを置くと、話しはじめた。

「来週の日曜。

笹島財閥の社長として、

マスコミに挨拶をしようと思ってる」

「・・・」


「そしてその時に、

穂波とオレが結婚する事を、発表しようと思う」

・・・

ついにその日が来る。

私は息を呑んだ。
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