最高の偽装lovers
Junebride・・・

6月の花嫁は、幸せになれる。

・・・

なんて呑気な事を言ってる場合じゃない!!

・・・

そんな勝手な事を、

ズバズバ言わないでほしい。

私には、好きな人がいると

言っていたはずでしょう?

・・・

テンパりだした私。

・・・

それに気づいた浩輔は、

私を抱き寄せた。

・・・

ご両親の前で、なんてこと・・・

・・・

「すみませんが、今日はこの辺で

失礼させていただきます」

浩輔は両親に言う。

・・・

「一緒に食事をしようと思って

楽しみにしていたのに・・・」

お母さんはとても残念そうな顔。


「穂波さん、どうかされたのか?」

お父さんは心配そうに、

私の顔を覗く。
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