最高の偽装lovers
「オーナー?」

・・・

目の前にいる浩輔は、

いつもと変わりはない・・・

いや、そんなのウソ。

・・・

今日の浩輔はいつもと違う。

優しい笑顔なんだけど、

少し息遣いが荒い・・・

顔だって赤いし・・・

・・・・

「・・・ほな・・み?」

私は浩輔に近づくと、

おでこに手を当てた。

・・・!!

「オーナー、今夜のレッスンはお休みです」

「・・・なぜ?」

私は深く溜息をついた。


「風邪を引いているでしょう?

しかも、そんな高熱・・・

よく今日一日持ちましたね?」


「こんなの大したことじゃない」

そう言って少しだけ笑った浩輔だったけど、

私に抱きつくなり、

気が抜けたのか、ぐったりしている。
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