最高の偽装lovers
・・・

そして次の日。

浩輔はすっかり元気になり、

いつものように料理を作る。

・・・

シェフとしても、オーナーとしても、

スタッフに信頼され、

一目置かれる存在の浩輔は、

心を休める暇などきっとないのだろうな・・・

・・・

集中する浩輔を見ながら、

そんな事を考えていた。

・・・

「穂波ちゃん、お客様からご指名」


「え?!」

・・・

ウエイターに言われ、

驚いた私…

他のシェフたちも、ザワザワと

何か言い合ってる・・・

「穂波ちゃんにオーダー頼みたいんだって」

「・・・そうですか。

分かりました、すぐ行きます」

・・・

私は急いで席に向かった。
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