最高の偽装lovers
「ン?…もうこんな時間か」

時計に目をやった浩輔は、

時計から、私に目線を移した。

・・・

「な、なんですか?」

一歩後ろに下がった私。

・・・

浩輔はニッコリ笑って、

私の腰に腕を回した。

・・・

私は体をビクッとさせた。

・・・

「今夜は、2人の契約を祝して、

食事に行こうか?」


「い、嫌です・・・

そんな契約、祝うなんて、

そんな心境じゃありません」


「ま、そう言うな。

店はもう予約してある…行くぞ」


「・・・」

・・・

私の言葉など、

何一つ聞く耳を持たない浩輔に、

呆れてしまった。
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