最高の偽装lovers
「こうやってキスをしたいと思うのも、

怒った顔も困った顔にも欲情するのも」



・・・



「男を知らない真っ白なお前を、

オレ色に染めたいと思うのも・・・

そう思えるのは、穂波・・・お前だけ」



・・・


私の熱くなった顔を、

両手で包み込んだまま、

浩輔が言う。


・・・


高鳴る胸の鼓動を押さえるので必死で、

何一つ言葉は浮かばない。


・・・



「オレは穂波を、

心から愛してる・・・

初めて会ったあの日に、

オレの心はお前に奪われた」


・・・

「その言葉・・・」

「・・・ん?」
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