まほろば【現代編】
「ハルカ、よく聞け」
急に、真剣なリュウの声音が聞こえてきた。
リュウに視線を向ければ、その顔は声と同じぐらいの真剣さを帯びている。
「な、なに?」
「青龍に関してなんだが、過去に探しに行くことになった」
「はい?」
間抜けな声を出したとは思ったけど、仕方がないよね。
いきなり過去に探しに行くなんていわれたら誰だってそうなると思う。
でも、リュウとホムラの顔を見ればそれが冗談でも何でもないことなのが嫌でもわかった。
「過去って……。だって、そんなのどうやって行くの?」
「うん。だから、ハルカのその勾玉とアキの真名が必要なんだよ」
「えっ? コレが?」
自分の掌の上に乗せられている、淡い黄色を放っている石に目が吸い寄せられる。
急に、真剣なリュウの声音が聞こえてきた。
リュウに視線を向ければ、その顔は声と同じぐらいの真剣さを帯びている。
「な、なに?」
「青龍に関してなんだが、過去に探しに行くことになった」
「はい?」
間抜けな声を出したとは思ったけど、仕方がないよね。
いきなり過去に探しに行くなんていわれたら誰だってそうなると思う。
でも、リュウとホムラの顔を見ればそれが冗談でも何でもないことなのが嫌でもわかった。
「過去って……。だって、そんなのどうやって行くの?」
「うん。だから、ハルカのその勾玉とアキの真名が必要なんだよ」
「えっ? コレが?」
自分の掌の上に乗せられている、淡い黄色を放っている石に目が吸い寄せられる。