まほろば【現代編】
たぶん、リュウにもわかりきっていること。
それでもやっと思考が質問に追いついたところで納得した。
「あぁ、そうか。西か」
「ま、そういうこと」
「だから、あの部屋はシロのための部屋なんだね」
「まあな。あの部屋はシロにとってはいるだけで落ち着くんだろう。それだけでも、大きな違いだ。それにしても、まさか白虎をうちに留めることになるとは思ってなかったがな」
「ふーん」
小さくなる扉を背中越しに見ながら、シロの気持ち良さそうな寝顔を思い出していた。
あれ?
そういえば、ホムラにとってもあの部屋が落ち着くってことなのかな?
えーっと、確かホムラもあの部屋がどこの方角か言っていた気がするけど……。
シロの部屋が西だから、と方位図を頭に描いているところでどうやら玄関に着いたようだった。
それでもやっと思考が質問に追いついたところで納得した。
「あぁ、そうか。西か」
「ま、そういうこと」
「だから、あの部屋はシロのための部屋なんだね」
「まあな。あの部屋はシロにとってはいるだけで落ち着くんだろう。それだけでも、大きな違いだ。それにしても、まさか白虎をうちに留めることになるとは思ってなかったがな」
「ふーん」
小さくなる扉を背中越しに見ながら、シロの気持ち良さそうな寝顔を思い出していた。
あれ?
そういえば、ホムラにとってもあの部屋が落ち着くってことなのかな?
えーっと、確かホムラもあの部屋がどこの方角か言っていた気がするけど……。
シロの部屋が西だから、と方位図を頭に描いているところでどうやら玄関に着いたようだった。