まほろば【現代編】
ii
まず第一にしなければならないのは、ホムラの手当てだった。
クロキ曰く、見た目以上のダメージを受けているという。
そうなると、すぐにまた戻るということはやはり難しそうだ。
だけど、目に焼きついて離れない最後に見た紗綾の姿。
どうしても、気だけが急いてしまう。
それでも、再びツクヨミの元へと向かうのであればホムラの協力は不可欠だ。
というより、四神すべての力が必要になるだろう。
そして、四神を連れて行くのであれば神社内の結界もどうにかしなくてはならない。
とにかく今は、何かをしていないと悪いことばかり考えてしまいそうなのでホムラはクロキに預けて、アオと父さんの意見を仰ぐため彼らの元へと向かった。
真西に位置する部屋の中では、父さんとアオが神妙な面持ちで俺を待っていた。
おそらく気の流れでホムラが負傷したことを察しているのだろう。
「飛龍様。泉で何があったのですか?」
クロキ曰く、見た目以上のダメージを受けているという。
そうなると、すぐにまた戻るということはやはり難しそうだ。
だけど、目に焼きついて離れない最後に見た紗綾の姿。
どうしても、気だけが急いてしまう。
それでも、再びツクヨミの元へと向かうのであればホムラの協力は不可欠だ。
というより、四神すべての力が必要になるだろう。
そして、四神を連れて行くのであれば神社内の結界もどうにかしなくてはならない。
とにかく今は、何かをしていないと悪いことばかり考えてしまいそうなのでホムラはクロキに預けて、アオと父さんの意見を仰ぐため彼らの元へと向かった。
真西に位置する部屋の中では、父さんとアオが神妙な面持ちで俺を待っていた。
おそらく気の流れでホムラが負傷したことを察しているのだろう。
「飛龍様。泉で何があったのですか?」