まほろば【現代編】
その瞬間、ツクヨミの手から光の玉が放たれる。
その後には、もう先ほどの土の盛り上がりは消えていた。
もう一度、少し離れて泉全体を見渡せる場所に移動し泉の周囲の地面に注意を払う。
今度は、先ほどより左手のほうで土が盛り上がり、光の玉が放たれた。
どうやら、イリネは土の中からツクヨミに指示でも出しているようで、その瞬間だけ隙が出来るようだった。
その瞬間を、見逃してはいけない。
イリネは泉から遠くは離れることが出来ないようで、その後も数度、場所は違えど泉の周囲からツクヨミに指示を出していた。
少しずつ泉へと近づいていく。
ツクヨミとの間隔も測りながら、次にイリネが出てくるであろう場所に当たりをつける。
しばらく観察していてわかったが、どうやら完全に土の部分でないとダメらしい。
この周辺の大部分が土に覆われているといっても、分断するようにところどころに草が生えているので、自ずと出てこられる場所は限られてくる。
その後には、もう先ほどの土の盛り上がりは消えていた。
もう一度、少し離れて泉全体を見渡せる場所に移動し泉の周囲の地面に注意を払う。
今度は、先ほどより左手のほうで土が盛り上がり、光の玉が放たれた。
どうやら、イリネは土の中からツクヨミに指示でも出しているようで、その瞬間だけ隙が出来るようだった。
その瞬間を、見逃してはいけない。
イリネは泉から遠くは離れることが出来ないようで、その後も数度、場所は違えど泉の周囲からツクヨミに指示を出していた。
少しずつ泉へと近づいていく。
ツクヨミとの間隔も測りながら、次にイリネが出てくるであろう場所に当たりをつける。
しばらく観察していてわかったが、どうやら完全に土の部分でないとダメらしい。
この周辺の大部分が土に覆われているといっても、分断するようにところどころに草が生えているので、自ずと出てこられる場所は限られてくる。