まほろば【現代編】
彼女たちの一族のことは良くわからないけど、私から見るとカグヤさんは至極まともな人に見えるんだけど。
「だけどね、昨日のお粥の件でスサノオ様には信用されたみたいだから、一族のみんなも口出しできなくなっちゃってね。だから、こうやってここに楽に来られるようになったってわけ」
「あの、ありがとうございます」
他になんて言葉をかけていいのかわからず、感謝の意だけ述べた。
それには、少し照れくさそうにしながらも満面の笑みで応えてくれた。
「あの、でも何でそんなに食べ物に気をつけなくちゃいけないんですか?」
「あぁ、それはね。死者の国の食べ物を口にしちゃうと、死者の国との繋がりを持つことになっちゃうのよ。繋がりができると、もう現世、つまり人が普通に暮らす世界には戻れなくなっちゃうってこと」
何だかあっさりとした口調で凄いこといっている気がする。
でも……。
「じゃあ、カグヤさんたちはもう戻れないって事ですか?」
「だけどね、昨日のお粥の件でスサノオ様には信用されたみたいだから、一族のみんなも口出しできなくなっちゃってね。だから、こうやってここに楽に来られるようになったってわけ」
「あの、ありがとうございます」
他になんて言葉をかけていいのかわからず、感謝の意だけ述べた。
それには、少し照れくさそうにしながらも満面の笑みで応えてくれた。
「あの、でも何でそんなに食べ物に気をつけなくちゃいけないんですか?」
「あぁ、それはね。死者の国の食べ物を口にしちゃうと、死者の国との繋がりを持つことになっちゃうのよ。繋がりができると、もう現世、つまり人が普通に暮らす世界には戻れなくなっちゃうってこと」
何だかあっさりとした口調で凄いこといっている気がする。
でも……。
「じゃあ、カグヤさんたちはもう戻れないって事ですか?」