まほろば【現代編】
カグヤさんってさっきからにこやかな顔であまり穏やかじゃないことをサラリと言う。
「そういえば……」
まだ何かあるのかと身構えれば、「スサノオ様から伝言があったんだ」とのたまう。
「この扉、寝るまでの間開けておくから好きなように歩き回っていいって」
「えっ?あ、そうか。そんな約束したんだった……」
「うーん、でもこの中見て回ってもあんまり面白いものはないと思うよ」
カグヤさんにしてみれば、私が好奇心から歩き回りたいと思ってるみたいだけど、そんな生易しいものじゃない。
とにかく、どこでもいいから脱出経路を見つけなくちゃ。
「もしかして、ここから逃げ出そう、なーんて思ってる?」
思わず肩をビクつかせてしまう。
これ以上カグヤさんに迷惑をかけるわけにもいかないから、自分の力でどうにかしようと思ってたけど、スサノオの言うように私はすぐに考えていることが顔に出てしまうみたいだ。
「そういえば……」
まだ何かあるのかと身構えれば、「スサノオ様から伝言があったんだ」とのたまう。
「この扉、寝るまでの間開けておくから好きなように歩き回っていいって」
「えっ?あ、そうか。そんな約束したんだった……」
「うーん、でもこの中見て回ってもあんまり面白いものはないと思うよ」
カグヤさんにしてみれば、私が好奇心から歩き回りたいと思ってるみたいだけど、そんな生易しいものじゃない。
とにかく、どこでもいいから脱出経路を見つけなくちゃ。
「もしかして、ここから逃げ出そう、なーんて思ってる?」
思わず肩をビクつかせてしまう。
これ以上カグヤさんに迷惑をかけるわけにもいかないから、自分の力でどうにかしようと思ってたけど、スサノオの言うように私はすぐに考えていることが顔に出てしまうみたいだ。