まほろば【現代編】
地面から突き出た手。そこから徐々に現れる体。
あれは、ツチグモ一族の特殊能力だったのか。
驚きはしたけど、そう説明してもらえればある意味、自分を納得させることも出来る。
どうにか自分の脳みそにツチグモ一族の能力のことを叩き込んだときに、カグヤさんの声が聞こえた。
「今は、主にあなたも会ったと思うけど、イリネってヤツが外部との交渉役のようなことやってるのよね。彼も、それなりの能力者だけど今はちょうど外に行ってるみたいでいないのよ。まあ、いたとしても協力してくれるかは微妙だけど」
そして、最後に付け加えるようにカグヤさんがポツリと呟いた。
「真人がいればな……」
「真人君!そうだ、真人君はどこにいるんですか?ここのどこかにいるんですよね?」
「う……ん。まあね」
それまで気持ち良いぐらいの話しっぷりだったカグヤさんの言葉が濁る。
「会わせてください!」
あれは、ツチグモ一族の特殊能力だったのか。
驚きはしたけど、そう説明してもらえればある意味、自分を納得させることも出来る。
どうにか自分の脳みそにツチグモ一族の能力のことを叩き込んだときに、カグヤさんの声が聞こえた。
「今は、主にあなたも会ったと思うけど、イリネってヤツが外部との交渉役のようなことやってるのよね。彼も、それなりの能力者だけど今はちょうど外に行ってるみたいでいないのよ。まあ、いたとしても協力してくれるかは微妙だけど」
そして、最後に付け加えるようにカグヤさんがポツリと呟いた。
「真人がいればな……」
「真人君!そうだ、真人君はどこにいるんですか?ここのどこかにいるんですよね?」
「う……ん。まあね」
それまで気持ち良いぐらいの話しっぷりだったカグヤさんの言葉が濁る。
「会わせてください!」