まほろば【現代編】
次に場面が切り替わると、少し広めの綺麗に整えられた部屋が浮かび上がる。
その部屋の中央部分に、一段高くなったまるで舞台のような場所が設けられている。
その上は、煌びやかな装飾が施されておりこれから何かが行われるということが窺えた。
そこに、一人の男性が入ってきた。
その瞬間、剣が大きく震え映像がプツリと途切れた。
一瞬しか見ることができなかったが、ただならぬ気配を纏っていたのだけはわかった。
おそらく、あれがスサノオ。
ということは、ヤツがいるあの部屋に行けばハルカの行方もわかるはずだ。
手の中の剣に視線を落とす。
この剣は鞘というものがないからか、その自由気ままな気性がやっかいだ。
まるで生きてでもいるように、扱いが難しい。
それでも、これが唯一の手がかりだ。
「草薙剣。お前のご主人様のところへ俺を連れて行ってくれ」
その部屋の中央部分に、一段高くなったまるで舞台のような場所が設けられている。
その上は、煌びやかな装飾が施されておりこれから何かが行われるということが窺えた。
そこに、一人の男性が入ってきた。
その瞬間、剣が大きく震え映像がプツリと途切れた。
一瞬しか見ることができなかったが、ただならぬ気配を纏っていたのだけはわかった。
おそらく、あれがスサノオ。
ということは、ヤツがいるあの部屋に行けばハルカの行方もわかるはずだ。
手の中の剣に視線を落とす。
この剣は鞘というものがないからか、その自由気ままな気性がやっかいだ。
まるで生きてでもいるように、扱いが難しい。
それでも、これが唯一の手がかりだ。
「草薙剣。お前のご主人様のところへ俺を連れて行ってくれ」