まほろば【現代編】
「はい」
「お前が、これから一族を率いていけ」
「それは、どういう……」
「お前たちには、もうこの国に立ち入ることを禁ずる」
「!?何故ですか、スサノオ様!それでは、一族の者たちの居場所がなくなってしまいます!!」
「案ずるな。お前たちはもう十分に耐えた。地上でだろうがどこでだろうが、やっていける。もし、不安ならそこの」
そして、今度は視線をこちらに向けてきた。
「中臣の連中を頼れ。この一族の宿命というものが、お前たちの住む世界を誰もが住みやすい世界にすることなのだからな」
「えっ?」
あまりに予想外のその言葉にさらに言葉を失くしてしまった。
だが、良く考えてみればそれは当たり前のことなのかもしれない。
中臣家のなりたちは、人の為にあれとある。
つまりは、ツチグモ一族も含むすべての人の為に、俺たち中臣家が存在しているということだ。
「お前が、これから一族を率いていけ」
「それは、どういう……」
「お前たちには、もうこの国に立ち入ることを禁ずる」
「!?何故ですか、スサノオ様!それでは、一族の者たちの居場所がなくなってしまいます!!」
「案ずるな。お前たちはもう十分に耐えた。地上でだろうがどこでだろうが、やっていける。もし、不安ならそこの」
そして、今度は視線をこちらに向けてきた。
「中臣の連中を頼れ。この一族の宿命というものが、お前たちの住む世界を誰もが住みやすい世界にすることなのだからな」
「えっ?」
あまりに予想外のその言葉にさらに言葉を失くしてしまった。
だが、良く考えてみればそれは当たり前のことなのかもしれない。
中臣家のなりたちは、人の為にあれとある。
つまりは、ツチグモ一族も含むすべての人の為に、俺たち中臣家が存在しているということだ。