別れ道での約束
2人には大智のことを話していた。


「何年も離れていて、大丈夫だなんて、私には無理だなー。咲良、すごいね」


「その愛を貫いたら、純愛だろうな。俺は応援するよ」


2人の意見は全然違うものだったけど、見守ってくれていることが嬉しかった。


「今日、サークルに行くだろ?」


私と涼太は同じサークルに入っていた。


バイトと合コンに忙しい美緒はどこにも所属していない。


サークルに向かう私たちは美緒と別れて、隣りの棟に行った。
< 168 / 261 >

この作品をシェア

pagetop