別れ道での約束
結局、具体的な約束を何もしないまま、迎えてしまった夏休み初日。


初日は部活もなかったので、私はアイスを食べながら、のんびりテレビを見ていた。


♪~♪~♪

突然なる電話にアイスを落としそうになる。


アイスをしっかり持って、「はい」と出た。


「咲良ちゃん、明日なんだけど、暇ー?」


大智と同じクラスの明日香からだった。


明日香は帰宅部だから、時間があるようだ。

「うん、暇だよ」


「じゃあ、プール行かない?」


プールか~、気持ち良さそう。


「いいよ~」


即オーケーした。


「メンバーはね、あたし達の他に光太と大智くんね。じゃ、明日ね~」
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