太陽と光
「いい。ウザイ」
冷たく言い放った言葉。
私はこんな言葉、使いたくない。
でも、私から離れてってほしい。
「どうしてそんな冷たい言葉を選ぶの?」
また質問かよ…。
「私、変だから 離れてっいてほしいの」
コイツには、なんだか嘘が通用しないようだから、正直に言った。
「へ~…。
それって、人を思いやっている証拠だよね!」
――は?
私が?
何のために?
誰を?
人間を?
ふざけるな。
「そんな訳ない!人間なんて嫌いだ!
皆…皆………………っ」
思わず、泣いていた。
止めようとしても、止める事のできない涙――。
風間はそれを見て、優しく背中をさすってくれた。
「大丈夫、大丈夫。
もう怖くないよ…」
私のすべてを知っているかのように、優しい言葉をくれた。