太陽と光
「そんな無理矢理で友達が成立するとでも思ってんのかよ?…明里って子も、それでいいのか?いじめられて、痛い思いをしてまで、こんな所にいるのはやめなよ!」
こんな形で友達が成立するなんて…
見たくもない。
「ひーちゃん…」
太陽は、心配そうに見る。
私じゃなくて、あの子に心配してあげても…
胸がなぜか今、ざわめく。
「うっせーんだよ!別にどんな形で成立したっていいじゃないか!…明里?こっちおいでよ~」
「……っ」
あの子は、頭を大きく横に振った。
そして、私の方を見た。
「私…新山さんと友達になる」
んん?
いや、待ってよ…
へ?
友達?
「明里…っ!もー知らないからな!」
そして、女グループ達は 帰った
…けど
「私、遠藤 明里(エンドウ アカリ)ですっ
よろしくお願いします!」
「え?…あ、私は 新山 光です(?)」
なんか…もう友達?
「あ、まだお互いに知りませんよね!私 新山さんが言った言葉…すごく胸に響きました…」
私は―――…
人を、1人でも救えることが、できたのかな…?
だって、私の言葉で 救われた…っと言われたと同じじゃないの?
…良かった――…