太陽と光
一緒
「光ちゃん!ねーねーこれ見てー!」
小さな子供みたいに笑う明里。
手にあったのは、へやゴム
ピンクのリボンがついた…
「これ、光ちゃんにピッタリだと思うのーっ」
「え~…、そーかなぁ?」
あの件から、数日。
結構 仲良くなったり…
明里は、私より背が高くて お姉ちゃんっぽい感じの顔なのに、私より子供っぽい所がある。
「ひーちゃん、前 俺の親友 紹介するって言ったじゃん?今いいかな?」
「あ、うん…」
ちょっと、変に緊張してきた。
「こいつ、入江 裕大(イリエ ユウダイ」
「入江です、初めまて!」
かなり元気のいい人だな…
太陽と似ていて、明るい感じかな…
「新山さんって、転校してきた時よりも なんか…明るくなったよねー」
「え!?そーかなぁ…」
自分でも顔が赤い事が分かる。
「俺のおっ陰~」
「た…っ太陽!」
入江くんは、大爆笑。
なんだ…良かった。
いい人っぽい。
やっぱ、太陽の親友は いい人なんだ。
―――…?
なぜか、明里の表情が曇りっぽい。
…昼休みになった。
お腹が空きすぎて、破裂しそう…
「ひーちゃん、明里ちゃん!4人で昼飯食べよーよ!」
「あの…!私、光ちゃんとお話ししたいので、明日でお願いします!」
え?
なんで?
そう言って、私の腕を引っ張って 屋上に行った。