太陽と光


「今そんなこと…冗談言われても…」





「冗談じゃない。本気だよ」





いつにもまして、裕大の顔は 真剣そのものだった。






うそだ…






「もし太陽の事で辛くなったら…俺の所に来て?…道具として、利用していいから」







冗談で言える事ではない。



裕大は、本気だった。







「――っ」





何も言葉が出てこない。

かける言葉が見つからない。






「俺、バイトあっから!んじゃ月曜日ー!」








裕大、本気だ

なんでこんな私を?






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