太陽と光
―――――…
「ただいま」
「おかえりー。…何かあった?」
帰ってきてから、お母さんからの いきなりの質問。
動揺を隠せない。
「恋ね?」
鋭い…
敵わないなぁ
「なんでもいいじゃんっ」
ドタドタドタ―――
「何々ー!?修羅場!?」
「結花、うるさい!」
まったく…結花はこーゆー時にしか 頭を働かせないんだから…
「まぁ、こっちの高校は いい感じねっ。…でも、こーゆー修羅場は どこにでもあるのよー?」
お母さんまで…
私は 勢いよく自分の部屋へと飛び込む。
『もし太陽の事で辛くなったら…俺の所に来て?…道具として、利用していいから』
裕大
私は、太陽を好きなの?
この気持ちは…本当に好きの気持ちなの?
もしそれが本当だったら…
―――…苦しい。