太陽と光
「光ちゃん、おはよー」
少し元気のない明里
やっぱり、昨日の今日は ダメだったかな…
「あ、太陽の家でやるんだよね?」
「…うん」
今の明里には、太陽と聞いただけで 胸が締め付けられるのだろう
私は どうすればいいのだろう…
「あ、光」
裕大…
顔が見れない
「明里ちゃんも、行こっ!
俺だけしか、太陽の家知らないんだなっ」
裕大 無理してる
こんな私でも気付く。
「裕大、あのさ…」
「光。しーーっ」
―――は?
何が「しーーっ」だよ!
こっちは、
裕大に宛てる、大切な答えを出しているのに…