太陽と光
「あ、ここの方程式 分かんない」
あぁ~そこね。
ひーちゃん嫌いなとこなんだぁ…
っと考えながら教えようとすると
「光、教えてやるよ」
「本当?ありがとうっ」
――――――――
何やってるんだよ
俺は…ダメなんだ。
本当は、ひーちゃんの側にもいてはいけないけど…ひーちゃんが悲しむから ダメなんだ。
―――あの2人、お似合いだな
美男美女?
俺なんか、可愛い系のほのぼのタイプ
裕大の方が、お似合いなんだよ
あと…タイムリミットはいつなんだろう
分からない。
いつ、急におきてもおかしくない状況なんだ
お願いだ
死にたくないよ
なんで…俺だけこんな運命なんだよ!
「ちょっと菓子と飲み物取りに行くわ」
「ありがとう、太陽」
ひーちゃんの声だけが響く
俺の耳は、変だ