太陽と光



「あ、ここの方程式 分かんない」







あぁ~そこね。

ひーちゃん嫌いなとこなんだぁ…




っと考えながら教えようとすると






「光、教えてやるよ」


「本当?ありがとうっ」







――――――――





何やってるんだよ


俺は…ダメなんだ。


本当は、ひーちゃんの側にもいてはいけないけど…ひーちゃんが悲しむから ダメなんだ。







―――あの2人、お似合いだな

美男美女?



俺なんか、可愛い系のほのぼのタイプ

裕大の方が、お似合いなんだよ









あと…タイムリミットはいつなんだろう



分からない。



いつ、急におきてもおかしくない状況なんだ







お願いだ


死にたくないよ








なんで…俺だけこんな運命なんだよ!




「ちょっと菓子と飲み物取りに行くわ」





「ありがとう、太陽」







ひーちゃんの声だけが響く


俺の耳は、変だ








< 69 / 75 >

この作品をシェア

pagetop