太陽と光


「午後も雨降るって知ってたら、傘持ってきたのに…」






さっきから、ずっとブツブツ文句を言いながら 歩いて帰って来る。







俺もひーちゃんも電車だけど、俺の方が1駅早く降りる。

…どうせだし、一緒に送っていけばいい。



は病院まで、時間もあるし






「あ、こうこーせいの人、相合い傘してるぅー」
「コイビトなんだよぉ」




小学生の子供達が、俺達を見て そう言った。


…恋人にみえるのかな








恐る恐るひーちゃんの顔を見る



「―――――――え?」







ひーちゃんの顔が…真っ赤に染まっていた。



「み、見るな!早く行こ!用事あるんでしょ!?」








これは…照れてる?

ひーちゃんって、案外ツンデレなんだなぁ



そこが可愛いんだけど。







そう考えているうちに、駅へ着いてしまった。






< 75 / 75 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:2

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

花火~散る記憶~

総文字数/52,415

恋愛(純愛)116ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop