私の婚約者は特殊捜査官
「すみません・・・すみません・・」

前園さんは何度も謝っている・・・

・・・

顔を歪めたのは一瞬で、

パパは優しく前園さんに微笑んでいた。

・・・

「お前は何も悪くない。

妻子を人質にでもとられたんだろう?」


「・・・」

・・・

パパはすべてを悟っていた。

「悪く思うな。

私が同じ立場なら、きっと、

同じことをしてたと思う・・・」




・・・

ズキューン・・・

・・・

今度は左肩を・・・

・・・

もう見ていられない・・・

「・・・最後の一発ですよ」

そう言った隆弘は、

満面の笑みを見せていた。
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