私の婚約者は特殊捜査官
しばらく私と理子を、
交互に見ていた隆弘は、
小さく溜息をついた。
・・・
「これからはくれぐれも気を付けるように」
「はい。申し訳ありませんでした」
深々と頭を下げた理子に、
隆弘は小さく頷くと、
ほんの少しだけ微笑んだ。
・・・
こうやって隆弘と理子を見ていると、
相思相愛なんじゃないかと思えてくる。
・・・
自分の置かれている立場は
『囚われの身』
こんな事を考えてる場合じゃないのは
百も承知してるけど、
私が二人をどうにかしてあげたいな、
なんておもってしまう・・・
ただのおせっかいなんだろうけど・・・
・・・
「琴美さん、相手の電話の人は、
秀・・・ですか?」
「あなたに関係ない事です」
「フッ、まぁいい。
送ったカードの筆跡を見れば、
誠さんも誘拐犯が誰だか、
もうわかっているでしょうから」
交互に見ていた隆弘は、
小さく溜息をついた。
・・・
「これからはくれぐれも気を付けるように」
「はい。申し訳ありませんでした」
深々と頭を下げた理子に、
隆弘は小さく頷くと、
ほんの少しだけ微笑んだ。
・・・
こうやって隆弘と理子を見ていると、
相思相愛なんじゃないかと思えてくる。
・・・
自分の置かれている立場は
『囚われの身』
こんな事を考えてる場合じゃないのは
百も承知してるけど、
私が二人をどうにかしてあげたいな、
なんておもってしまう・・・
ただのおせっかいなんだろうけど・・・
・・・
「琴美さん、相手の電話の人は、
秀・・・ですか?」
「あなたに関係ない事です」
「フッ、まぁいい。
送ったカードの筆跡を見れば、
誠さんも誘拐犯が誰だか、
もうわかっているでしょうから」