私の婚約者は特殊捜査官
「ゴホッ・・・

ところで、今日は何しに来た?」

気を取り直したパパは、

隆弘の聞く。

・・・

隆弘は、

思いがけない言葉を口にする。

・・・

「今日は、貴方の腹心の部下、

大河内秀さんとの結婚を、

取り止めていただきたく、参上しました」


「・・・何?」

・・・

私もパパもその言葉に、

目を見開いた。

・・・

「・・・あ。

いいところに来ましたね?

大河内秀さん」

・・・

署の玄関を向いた隆弘は、

秀に丁寧に挨拶をする。

・・・

外に出ていた為、

なぜここに私や隆弘がここにいるか、

不思議でならない秀。
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