私の婚約者は特殊捜査官
「・・・秀。

言うことを聞いて。

皆を犠牲にはできない・・・

ここの皆は、私にとって、

家族みたいに大事な人ばかり・・・」


・・・

しばらくの沈黙が続いた。

・・・





「わかった、要求に応じよう・・・」



秀は吐き捨てるように言った。


・・・

隆弘はニヤッと笑う。


「賢明な判断ですね?

これで、琴美さんはもう私のモノ。

焼こうが煮ようが、好きにできる」


「きさま、いいかげん「秀!・・・

やめて・・・

私は大丈夫だから・・・」


秀を怒鳴りつけたのは、

これが初めてだった。
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